■ ガラナって何？

　ブラジルはアマゾン原産の木の実で、インディオらによって不老長寿の薬として珍重されてきたものらしいです。このガラナの実を蒸留して炭酸飲料にしたものが、私の大好きな「ガラナという飲み物」なのです。カフェインが多く含まれているので、疲労回復などに効果があるそうですが、芳醇な香りと味わいが何ともいえなくgoodなのです。

■北海道はガラナのメッカ。でも、どうして？？

　　現在、市場に出回っているガラナの中には、「北海道限定販売」というものが少なくありません。北海道はまさに「ガラナのメッカ」ということになるわけですが、なぜなのでしょう。
　じつは、これって、かの「コカ・コーラ」と深〜い関係があったのです。
　　日本でガラナ飲料の生産が始まったのは昭和30年代半ばのこと。当時はまだ日本国内で「コカ・コーラ」を本格的に販売することが認められていませんでした。
　しかし、やがて解禁になるであろう「コカ・コーラ」への対抗馬として開発・生産されたのが、ほかならぬ「ガラナ飲料」だったのです。
　その後、コーラの販売が本格化し、圧倒的なシェアを獲得するにつれて、ガラナ飲料の生産は低調になっていきました。
　ところが、北海道だけは本州に比べてコーラの上陸が遅れたため、その間にガラナ飲料がすっかり定着してしまったというわけです。
　北海道だけで販売されるガラナが多いのは、こうした過去の歴史を引きずっているからなのです。